五線譜を和楽器楽譜に一瞬で変換できるソフト「和楽一筋」の紹介
和楽器奏者の皆さん、楽譜を作るときに「五線譜を和楽器の楽譜に書き換えるのが大変」「自動で変換できたらいいのに…」と思ったことはありませんか?
そんな夢をかなえる和楽器楽譜作成・変換ソフト「和楽一筋」を紹介します。
和楽一筋について
「和楽一筋」(わがくひとすじ)は、様々な種類の和楽器の楽譜を簡単に作ることができるソフトです。
対応している楽器は、三味線、箏、尺八、篠笛、大正琴、沖縄三線、和太鼓など、実に13種類(楽譜は17種類)に及びます。
Windows/Macに対応しています。
公式ページからダウンロードできます。

和楽器の楽譜を直接打ち込んで作ることもできますが、手元に五線譜がある場合は五線譜から変換することもできます。
この記事では、五線譜から和楽器譜を作る方法を紹介します。
五線譜の用意
まず五線譜を用意します。
この記事では、例としてさくらさくらの五線譜から和楽器譜を作ってみます。

和楽一筋への入力
手元に紙の五線譜しかない場合は、まずは和楽一筋に音符を入力していきます。
- 和楽一筋を起動して、「新しい楽譜を作る」を選びます。

- 曲名などを入力します。
- 編成するパートで「五線譜」を選びます。

- パート名などを確認して、編集画面に進みます。
- 編集画面が表示されたら、五線譜の音符を入力していきます。

五線譜を他の五線譜専用ソフト(MuseScoreなど)で作っている場合は、MusicXMLファイルやmidiファイルにエクスポートして、それを和楽一筋で読み込むことで、二度手間にならず簡単に五線譜を読み込めます。
和楽器譜への変換
五線譜パートが用意できたら、次に和楽器譜に変換します。
- 画面右上のボタン群から「西洋音階・和楽器譜変換」をクリックします。
- 変換元のパートと、変換先の楽器を選びます。
ここでは三味線に変換してみましょう。
- 調律を選びます。
ここでは二上りC-G-Cにしてみます。
(演奏しやすい調律は曲によって様々なので、試行錯誤してみましょう)
- たったこれだけで、三味線譜が出来ました!

- 作った楽譜は、左上メニューの「譜面を清書して保存・印刷」で、紙と同じレイアウトにすることができます。

五線譜⇒和楽器譜と同じ要領で、和楽器譜⇒和楽器譜の変換もできます。
例えば三味線譜を箏譜にそのまま置き換えたい…というときに活用できる機能です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
あっという間に五線譜から和楽器の楽譜を作ることができました。
五線譜の音符を一つ一つ手作業で置き換える必要がなくなるので、弾きたい曲の和楽器譜を作るハードルが一気に下がったのではないでしょうか。
ぜひ「和楽一筋」を活用して、いろいろな曲の楽譜を作ってみましょう!

