津軽三味線の消音板の作り方(予算800円)
楽器を上手に弾けるようになるには、日々の練習が重要です。
自宅で気軽に弾くことができれば、練習が捗ります。
ただ、津軽三味線は音が大きく、アパート等ではそのまま練習すると近所迷惑になってしまいます。
この記事では、手軽に入手できる材料を使って、三味線の音を小さくする方法を紹介します。
手作り消音板
津軽三味線の音が大きい原因は、撥を力強く叩く奏法や、音がよく反響する大きな胴にあります。
なので、三味線の胴と駒の間にクッションのような素材を挟んで、音を小さくしてしまいましょう。
下敷きにフェルト材を貼り付けて消音板に加工し、三味線に固定できるようにします。
まずは材料を買ってきましょう。
ホームセンターで手に入るものばかりです。
- 下敷き(100円)
- 粘着タイプのフェルト材(700円)
次に、下敷きを三味線の形に合うように加工していきます。
採寸用に、紙を用意します。
三味線の胴掛けの隙間にうまくはまるように下敷きを加工したいので、形をメモ。
採寸した形を、下敷きに複写して…
カッターで切ります。
うまく切れると、こんな風に三味線の胴掛けにぴったりはまり、固定できます。
これにフェルト材を貼っていきましょう。
三味線の胴を覆える位の大きさに切って、下敷きに貼り付けます。
空いている隙間にもフェルト材を貼って、完成です!
完全な消音は難しいですが、何もしないよりは音が小さくなっています。
特にフェルト材のおかげで、撥音が相当軽減できました。
これでもまだ音が気になる場合は、忍び駒(約800円で購入可)を使ったり、弦にティッシュやガーゼ等を挟めば、さらに静かにできると思います。